この記事では、数学が絶望的にできない人に向けて、7 つのアドバイスを送りたいと思います。
数学を少しでも得意に変えていけるように、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
目次
1. まずは計算瞬発力をつけよう
高校数学でつまづいてしまった人は、基本的な計算力が不足している可能性が高いです。
計算が遅いままだと、いちいち思考が中断され、問題を解くための全体の流れを作れません。
コンピュータで言えば、処理速度が遅く、やりたい作業がなかなか進まない状態です。
まずは、小・中学校レベルの四則計算(足す、引く、かける、割る)を練習しましょう。
オススメは、自習のはじめに 10 分間だけ計算ドリルに取り組むことです。
使うドリルは、中学で使ったものでも、計算テクニック指南書でも、なんでもいいです。
とにかく、計算のスピードと正確性を上げることを目指してください。
そうすれば、高校の数学の勉強を進めながら、少しずつ計算瞬発力をUPできますよ。
計算瞬発力が上がるまでドリルばかりやる、というのはNGです。
筋トレでも、一週間で 10000 回腹筋運動をしてガリガリの腹筋を痛めつけるより、一年間少しずつ回数を重ねて 10000 回やるほうが、結果が出ると思いませんか?
2. 自分の考えを視覚化・言語化しよう
だれにでも、理解が難しいことはあります。
ですが、漠然と「なんかよくわかんない」状態でいる人と、「自分にはこの部分が理解できない」と自覚している人では、成長スピードが驚くほど違います。
自分の考えを解答として紙に残す、口に出して質問するなど、視覚化・言語化できれば、「わからない」を解消しやすくなります。
次のような習慣がついている人は改善しましょう!
- 途中計算はすみっこで適当にやって、答えだけ書く
→ 途中計算やその根拠を時系列順に書き出して、答えだけでなく解答をきちんと残す - 自習では模範解答を見る、写すだけ
→ 模範解答を見ながら解いたあと、必ず自力で解く - 質問の仕方は「これどうやって解くの?」
→ 理解できない部分を具体的に質問する
(例)「問題文の〇〇の意味がわからない」「模範解答で省略されている◯行目の計算式がわからない」
3. 徹底的に反復練習しよう
数学ができる人って、何か特別な才能があるように思えるかもしれませんが、スポーツやゲーム、楽器演奏ができる人と同じです。
要はみんな、技や型を覚えて、ひたすら反復練習しているだけなのです。
技や型が『わかる』までに人より多少時間がかかっても、練習回数が人より多くなっても、やれば必ず『できる』ようになります。
技や型の使いどころも、練習試合(定期テスト)や対戦(模試)、過去の大会の分析(過去問演習)を重ねれば、自ずと身についていくものです。
実はセンスも才能もいらない、やれば伸びる科目が数学です。
こんなにコスパのいい科目、ほかにはありませんよ!
4. 解きっぱなしをやめて、不正解と向き合おう
不正解は、放っておくと劣等感の源に、対処すれば成長の源になります。
ろくに復習せず、「ああこれ前にできなかったやつだ…」と打ちのめされるのはツライことです。
間違えた問題は、次の流れで必ず復習しましょう。
- 間違えた部分、つまづいた部分を洗い出す
- 模範解答を見たり、質問したりして1を解消する
- 何も見ないで解き直す
失敗から学ぶのが成功への王道です。
不正解を乗り越えていった記憶は、試験本番、あなたのいちばんの強みになりますよ!
5. ふだんからスピードを重視。「焦り」に強くなろう
試験本番で焦って本領を発揮できないという人、その原因はふだんの勉強のやり方にあります。
そもそも、追い詰められても焦らない人って果たしてどれほどいるでしょうか?
だからこそ、ふだんから本番と同じくらい時間的に自分を追い詰める勉強法が必要です。
問題演習をするときは、必ず時間制限を設けてください。
もちろん、模範解答が一とおり頭に入ってからで大丈夫です。
ふだんから緊張感に慣れておけば、とりわけ本番だけ焦って空回りすることはなくなります。
6. 頼れるサポート役を探そう
学校の先生があてにならない、友達に教えてもらうのも申し訳ない、家の環境が悪くて勉強が身に入らないなど、困った状況のなか、一人でがんばっている人もいるでしょう。
無理はしないでください。
この人なら、このツールなら、という頼れるサポート役を見つけましょう。
数学が『わかる』までに時間がかかるなら、保護者の方にご相談のうえで、通信教育・塾・家庭教師などを利用しましょう。
また、当サイトのような解説サイトを勉強のおともにする手もあります。
どうしても自習の習慣が身につかないなら、今はスケジュール管理やモチベーション管理に特化した塾もたくさんあります。自習場所を提供してくれる塾もあるでしょう。
また、オンラインによる教育サービスも増えているので、昔よりも格段に自分に合ったサポートを選べるようになっています。
その際、自分に必要なサポートを明確にしておくことを強くオススメします。
保護者の方にお願いするときにも説得力が出ますし、対費用効果もぐんと高まります。
7. 自分には伸びしろしかない!ポジティブに考えよう
うまくいかないことがあると、人はどうしてもネガティブになります。
学校や受験競争といった閉じた世界では、人と比べて落ち込むことも多いでしょう。
けれど、せまい日本の、さらにせまい集団のなかで、人と自分を比べる必要なんて一切ありません。
たった一度きりの人生なのに、わざわざ自分を落ち込ませる人生の見方をするのはもったいない。
比べていいのは、過去の自分だけです。
そう思えば、今のレベルが低いってことは、伸びしろがたっぷりあるってことですよね?
ポジティブシンキングで、「昨日より成長している!」という実感を大切にしていきましょう!
いかがでしたか?
この記事にたどりついた人のなかには、数学ができなくてつらい思いをしている人もいるかもしれませんね。
私は、あなたの成長を心から信じています。
あなたも、ぜひ自分のことを信じてあげてくださいね!